ライトノベル感想

「わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった⁉)」2巻感想~恋人という名の共犯者~

1. はじめに

わたしはゲームも嗜むのですが今は「ヘブンバーンズレッド」にハマっています。

推しは単純で申し訳ないですが、葵とユイナ先輩ですね。

やなぎなぎさんの曲がもともと好きで「White Spell」が好きだったのですが今では全部好きですし、「She is Legend」の曲も好きです。ちなみに「She is Legend」の曲で特に好きなのは「Dance! Dance! Dance!」です。癖になります。

こんにちは、トビです。

今回紹介する作品はみかみてれん先生著、竹嶋えく先生画の「わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった⁉)」2巻です。表紙の紗月とれな子の表情が絶妙ですね。れな子顔が引きつってるぞ。

コミックスで言えば3,4巻の内容になります。こちらはむっしゅ先生が担当されています。どっちも絵がいいですので読んでほしいですね。

おすすめポイント
  • 紗月とれな子の恋人関係(嘘)
  • ジリジリくる紫陽花さん
  • VS真唯
作品名「わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった⁉)」
著者みかみてれん
イラスト竹嶋えく
発売日2020年8月30日
定価759円(税込)
発行ダッシュエックス文庫

2. あらすじ

『れまフレ』という関係に着地し、高校三年間で恋人と親友のどちらがいいかじっくり深めることにした、わたしと真唯。
わたしも少しは、キラキラな高校生活に馴染んできたかも……?
なんて思っていたある日。
「ねえ、甘織――私と、付き合ってくれないかしら?」
仲良しグループの黒髪美人、琴紗月さんから、突然告白されてしまった!?
しかし当然裏がある。紗月さんは真唯への復讐のために、わたしを利用しようとしているのだ。紗月さんの策にハマり、放課後デートにお泊りデート、果てはキスまで!?
芦ケ谷高校の二大美女に挟まれて、今日もわたしは限界寸前!
青春が炸裂するノンストップ・ガールズラブコメ第二弾!

(引用元:「わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった⁉)」2巻あらすじより)

3. 感想

紗月さんメイン回‼

今巻は王塚真唯(真唯)を昔から知っている「琴紗月」(紗月)がメインの巻です。ちなみに私の推しです。(聞いてない)サブタイトルにも私の心が漏れてます。

紗月はれな子に『私と、付き合ってくれないかしら?』(『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリじゃなかった!?) 』2 巻より引用)といい、恋人になろうと言います。

これはれな子を好きになったということではなく、紗月なりの真唯への復讐としてれな子と付き合おうと言います。

単純に真唯への嫌がらせです。それで人に付き合おうなんて言いますかね普通。

まあ前回(1巻)で真唯に散々愚痴られたあげく『抱いて欲しい』なんて言われたらさすがに切れますよね。紗月の場合はそれ以前の鬱憤も溜まっているようでしたので、それが前回で一気に爆発した感じだと思います。

れな子はそんな紗月の思いを聞き、真唯と紗月が仲直りをすることを条件に協力します。

その理由も、自分が学校で気まずいや、真唯の悔しがる顔を見たいといった自分本位のところも大きいですが。基本自分中心なところを隠しきれてないれな子いいぞ。

そんなわけでれな子と紗月の恋人関係(偽)が始まったのですが、基本甘くなくて面白いです。これからよろしくということで紗月が連れてきた場所が真唯が自分にすがりついてきたことがある場所だったり、『いい目をみせてあげる』といってしたことが図書室での勉強だったりと恋人というかこっちのほうが普通に友達のように感じます。

れな子も最初はビクビクしている感じでしたが、ツッコミを入れたり、語気が荒くなったりと段々と遠慮がなくなっていったような印象があります。れなこの場合、自分の素を見せた人にはだいたいこんな感じかもしれませんが。

好きなシーンはたくさんありすぎて絞り込めないのですが、印象に残っているのは迷子になったれな子を紗月が見つけるところですね。

紗月が家を飛び出したれな子を追いかけて見つけるところなのですが、挿絵も相まってかなり好きな場面ですね。ポニテ紗月さんが美しい。そしてめちゃめちゃ優しい。

このあたりでこの2人の距離巻が一気に縮まります。お互い遠慮せず言い合う関係いいですね。

積極的な紫陽花さん

今回は紗月メイン回のため紗月の出番が多いのですが、破壊力では紫陽花も負けてないです。

1巻でれな子から告白(告白ではない)を受けてから意識し始めた紫陽花。れな子の行動が気になったり誘ったりしています。

れな子が紗月と一緒に登校したときはすごく気になったり、予定がないことを強調して一緒に遊びに行きたいオーラを全力で出したりしています。もうこれ誘ってませんかね。

そして今回極めつけは、れな子に直接電話しています。今のこの時代に電話(2回目)。

このときのれな子ちょっと心の声が気持ち悪い(褒め言葉)ですね。いやいつも通りでした。

れな子が初めて友達ネットゲームで遊ぶことに対しての、紫陽花との会話が面白いです。 『私が、れなちゃんのはじめて、なんだね』

『なんかえっちな感じしなかった⁉』

(『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリじゃなかった!?) 』2 巻より引用)

この辺は、れな子の煩悩があふれてて面白いです。まあ紫陽花のその言い方も若干確信犯っぽいですが。

なんだかんだこの2人、お互いがお互いをリスペクトしている感じがしているので見てて安心できます。腹の探りあいなども特にないですし、癒やされます。真唯と紗月はなんかこう、れな子に対する圧が強い…。

しかし、今回は紗月メイン。しかも恋人。2回目の電話のときには電話中に紗月が入ってきて電話を切られる。かわいそうすぎでしょ。そんな状況を作るれな子も悪いですが。やはりれな子が悪いんだよ。

真唯と紗月の直接対決

そもそもの発端である、真唯と紗月の喧嘩ですが、恋人が終わろうとする段階でも回復の兆しが見えてきません。どちらも強情というか譲れないものが強すぎるというのもありますが。

そんな中、れな子を賭けて真唯、紗月、れな子の3人がFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)で勝負することになります。どうしてそうなった。(理由はありますけど)

真唯と紗月はFPSをしたことがないのですが、真唯は持ち前のセンスと自分なりの勝ち方でれな子と紗月を追い詰めます。

紗月はゲーム自体ほとんど経験がなかったことから、れな子に手ほどきを受けます。ここでもポイントを稼ぐれな子。

しかし、それでも真唯に追いつくことができず、勝負中に心が折れそうになります。

その時、れな子が紗月を励まします。励ます、という表現は正確じゃないです。れな子は自分の理想をぶつけているだけです。でも、その自分本位なれな子言葉は紗月の背中を押す言葉になったのではないかと思います。

このときのれな子の心情も好きです。

『最初から、他人なんかじゃなかった。共犯者(ともだち)だったんだ』

(『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリじゃなかった!?) 』2 巻より引用)

このときのれな子最高に好きです。

やはり大事なとことで間違えないれな子。強いです。紗月さんに関してはチョイスミスがかなりあったのに。

その言葉に背中を押され、れな子とキスをして(?)再び戦場に戻ります。そこからの紗月さん無双はすごかったですね。一周回って性格悪い紗月さん最高かよ。

この辺最高に面白い(私目線)なのでぜひ読んでほしいです。

4. 終わりに

ということでわたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった⁉)」2巻の感想でした。

はじめに紗月さんが推しと書きましたが、2巻読んでから本当に好きですね。単純に見た目が好みということもありますが。黒髪ロングいいです。

前回は恋人か友人かという話であり、割りと濃厚な百合だったと思いますが今回は紗月さんがドライのため、そこまで濃くなくフラットな百合だったと思います。私の感じ方の違いでしょうか。

ガールズラブコメのコメディ部分が大きかった気がしますね。

次回の3巻は満を持しての紫陽花さん回です。強すぎる。

現在コミックスでも進行中の回なのでできればコミックスが出るまでには書きたいと思います。

それではまた次の作品で。

あらすじ

カラー口絵の紗月さんどっちも破壊力が強すぎませんかね。

アルバイトの制服姿の紗月さん表情も相まってめっちゃ可愛い。小説だと可愛い場面の顔が少ないから貴重かもしれませんね。

お風呂の時も周りの暗さも相まって紗月さんの美しさが際立ちます。れな子が「うわ、きれい…」って言ってしまうのも仕方ないです。

これからも「わたなれ」応援していきます。

といいつつライトノベルは筆が遅くて申し訳ないです。漫画はすぐ読めるのに…

できる限りライトノベルもたくさんあげていきたいです。

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ABOUT ME
トビ
1996年12月4日 長崎県生まれ長崎県育ち。 現在長崎市在住の会社員。 小学生のときからライトノベルやマンガ、アニメが好きでした。 ライトノベル作家や漫画家の先生を少しでも応援したいと思いブログを始めました。 いろんな感想を語り合いたいと思っています。 ちなみにプロフィール写真は私が作ったケーキです。 お菓子は作るのも食べるのも好きです。 甘いものは正義。 よろしくお願いいたします。

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