はじめに
こんにちは、トビです。
今回紹介する作品は、柊つかさ先生の「新米姉妹のふたりごはん」3巻です。
相変わらずどの料理も美味しそうでした。
料理と一緒に色々な知識も増えていくので勉強になります。
美味しい野菜の選び方とか地味に知ることができて良かったです。
また今巻は、あやりのことがいつもより深掘りされてよかったです。
3巻まで来ていまだ学校での様子とかサチと一緒にいる時以外のことが全然出てないのも驚きですけどね…。
3巻ですしそろそろだしてもいいような気がします。
そんな特大の爆弾でもあるんでしょうか…。
そして今回の料理のメインはジビエだった気がします。
私も猪の肉は食べたことがありますが、鹿はないですね。
今の時代、探せば買えると思うので、探してみようかな…。
いつものことながら見ていてお腹が空いてくる3巻でした。
個人的おすすめポイント
- 一緒に料理をするようになったサチとあやり
- 実質両思いなサチと絵梨
- あやりのおばのみのりさん
作品名 | 新米姉妹のふたりごはん 3 |
作者 | 柊ゆたか |
発売日 | 2017年2月27日 |
定価 | 627円(税込) |
発行 | 株式会社KADOKAWA(電撃コミックスNEXT) |
あらすじ
一緒に料理をしたり誕生日を祝ったりしたことでさらに「姉妹」になったサチとあやり。
そんな2人の周りにも変化が訪れる。
とある日、サチの親友の絵梨の元にラブレターが届く。
一緒にごはんを食べられなくなると思ったサチが起こした行動は…。
そしてサチとあやりの前にとある女性は…?
料理がそれぞれの絆をつなぐ、新米姉妹のクッキングストーリー、第3巻。
感想(ネタバレあり)
一緒に料理をするようになったサチとあやり
2巻にて食べ専から成長したサチ。
今巻ではエプロンを着て手伝うサチが多かったように思います。
一度作ったことのあるプリンからでしたが、マカロンを作ったり、ローストチキンを詰めたりとあやりと共同作業をしている描写が多かったです。
それだけあやりとの仲も深まったということなのかなと思います。
お菓子系は分量と作り方を間違えなければ、基本的に間違いはないというのも積極的に手伝うようになった要因なのかとも思います。
いきなり難しい料理に挑戦して、モチベーションが下がったらしたくなくなりますからね。
まあ、料理上級者のあやりが一緒に作っている時点で、失敗することは殆ど無いでしょうけど。
あやりと一緒だから、料理することを楽しく感じたり、また作りたいと思っているのかなと思いました。
サチが楽しそうに料理をしているのを見るとこっちも楽しくなります。
私が自炊しているのは基本的に食費を抑えるためなので、純粋に料理を楽しむということは少ないです。
なので、サチ達のように笑顔で料理をしているところを見るのは、見ていて楽しいですし、つい羨ましく感じます。
サチを見習って、もっと料理を楽しむ心をもって料理をしていきたいです。
実質両思いなサチと絵梨
今巻では、サチが絵梨のためにマカロンを作ります。
理由は絵梨に恋人ができたとしても、一緒にごはんを食べたいからです。
「もうこれ実質告白では?」と思いましたね。
作ったマカロンを絵梨にわたすときのセリフも良かったです。
『彼氏ができてもサチと一緒にご飯を食べてください!』
『新米姉妹のふたりごはん 3』より引用
これ最初の『彼氏ができても』を外したら完全に告白ですね。
呼び出しからの渡し方も完全にその流れでした。
まあ、絵梨は元々サチのこと大好きなので、告白は断ると思っていましたけどね。
『私には面倒見なくちゃいけない身近なやつがいるからさ』
『新米姉妹のふたりごはん 3』より引用
この遠回しな告白も絵梨らしいなと思いました。
1,2巻ではちょいちょい「妹には負ける」と沈んでいた描写もあったので、さらに嬉しかったんじゃないかと思います。
元々、絵梨→サチの描写はあったんですが、サチ→絵梨は普通の友達ぐらいの感覚と思っていたので、この話でサチが思った以上に絵梨に依存しているように感じました。
もうここくっつけて3人でいたら円満解決じゃないでしょうか(何が)
最後のマカロンをもらってめっちゃ嬉しそうな絵梨をみて、こっちも嬉しくなりました。
あやりのおばのみのりさん
そして今巻で初めて、あやり側の関係者であるおばの『みのり』さんが登場します。
しかしその職業が猟師というのは驚きました。
メタ的な視点で言えば、ジビエ系など変わった食材を登場させやすくするためかなと思いますけど、純粋に女性猟師ってかっこいいなって思いました。
そしてこの回で、「料理を作ってくれた人には感想を伝える」ことの大切さを改めて感じました。
感想を言ってもらえないと口にあったのか、美味しくなかったのかと不安になるのは仕方ないなと思いした。
誰かのために料理を作るというのは、その人に「美味しい」と言ってもらいたくて作っていると思うので、その人に対して「美味しい」というのは一種の礼儀なのかなと思いました。
私自身、実家に帰った時ちゃんと言えているかと考えたら、あんまり言えてないかもと思いました。
一人暮らしということを言い訳にせず、料理を作ってもらったら、「美味しい」など言葉にして伝えるということを実践していきたいと思いました。
おわりに
ということで、「新米姉妹のふたりごはん」3巻の紹介、感想でした。
ストーリーがすごく動くことも、急展開になることもないですが、ゆっくりと進んでいくこの流れは毎度のことながらとてもいいですね。
あわせて素材や料理のことを知ることができる…最高です。
色々な調理器具を使って料理をしているのも楽しそうでいいですね。
アイスクリームメーカーとか面白そうなので買ってみてもいいかもしれない…。
わたしも楽しみながら料理を作りたいと思いました。
あとがき
今巻では野菜の選び方についても少し出ていました。
野菜の選び方ってなんだかんだ難しいです。
私も良さそうと思って買った野菜の中身が少し傷んでいたとかあったので、野菜を見る目は鍛えたいと思っています。
今回野菜の選び方のコツを少し知ることができてよかったです。
しかし、少しのアドバイスで他の食材にも応用できるサチって本当に頭がいいんだなって思いました。
普段何も考えてなさそうなのに(失礼)
さて今回のイラストは15品目のイラストです。
「ウェイトレスの格好でアイスクリームをサチに持ってくるあやり」です。
あやりは背が高いので、ちょっとかっこいい系の服も似合うなと思いました。
普通のアルバイトだと此処までできないと思いますが。
後ろにいるペンギンたちもなんだかいい味が出ています。
ちょっと目がキリッてし過ぎじゃないですかね…。
というかテーブルの上のアイスの量多くないですかね。
サチなら食べられそうという謎の安心感がありますけど。
まあ、この後2人で食べるんだろうなとも思いますけどね。
寒い時期に暖かい部屋で食べるアイスって美味しいですよね。
わたしもこの冬やってみようかな。
こたつはないですけど…。
それではまた次の作品で。
コメントを残す