はじめに
こんにちは、トビです。
今回紹介する作品は、棘尾ドロシー先生の「見えてますよ！愛沢さん」2巻です。
みちと愛沢さんの周りがさらに騒がしくなってきた今巻です。
相変わらず周りのキャラが濃ゆい…
さらに今巻から登場した『堀光さやか』先輩のキャラもかなり濃ゆかったです。
幽霊が出てくる作品で見える人間がさやか先輩でようやく2人目というのもだいぶ少ない気がします。
そっち目線では行かないのかなと思いつつやっぱりホラーぽさは今巻も健在です。
忘れた頃に急に出されるとほんと心臓に悪い…。
さらに騒がしくなってきた中、不穏な空気も出てきたように感じます。
みちと愛沢さんの関係がどうなっていくのか、気になります。
個人的オススメポイント
- 幽霊が見えるさやか先輩
- ちょいちょい出てくるホラー要素
- 悪霊の気配を感じる愛沢さん
| 作品名 | 見えてますよ！愛沢さん 2 |
| 作者 | 棘尾どろしー |
| 発売日 | 2023年11月8日 |
| 定価 | 748円 |
| 発行 | 株式会社キルタイムコミュニケーション（ヴァルキリーコミックス） |
あらすじ
クラスの地縛霊となっている元アイドルの愛沢さんのことが気になるみち。
愛沢さんに関わっていくうちに、かすみや本田といった友達ができていた。
そんな中、あることがきっかけで、かすみとキスをしてしまったみち。
そこに現れたのは幽霊が見える先輩のさやか。
彼女の登場により、みちのまわりはさらににぎやかになっていく。
日常！ラブコメ！ホラー？な第2巻。
感想
幽霊が見えるさやか先輩
とある出来事がきっかけでさやかとキスをしてしまったみち。
そこに現れたさやか先輩。
さやか先輩はみち同じように幽霊が見える体質でした。
ただ、みちとは見え方が違うみたいです。
体質なのかもしれませんが、相沢さんのことしっかり見えていて、素手で捕まえられるってどういうことですかね。
家系的にそういうものなんでしょうか。
それで愛沢さんを幽霊と判別できないって更にわからない。
本人もよくわかっていないと思いますが。
ただ、相手のために行動できたり、相手を思って行動していてすごく好感を持てました。
変な人ではあると思いますが、それ以上にいい人というのがとても良くわかりました。
個人的には関わりたくないと思ってしまいますが…。遠くから見ているくらいがちょうどいい。
幽霊が見えるという貴重な味方のさやか先輩が、みちや愛沢さんとこれからどう関わって行くのか、楽しみです。
ちょいちょい出てくるホラー要素
今作、基本的にはコメディが中心ですが、ちょいちょいホラー的な要素が出てきます。
体育のときに急に幽霊出てきたところは怖かったです。
というか普通にデザインが怖すぎる。
この作品の出てくる幽霊や悪霊は基本的には人型が多いです。（たまに人以外も出てきますが）
それ故にみちも昔は人と幽霊の区別があまりついていませんでした。
人型が多いせいか、パッと見は普通の人なのに、顔が出てきた瞬間幽霊でビクってなります。
前フリがあるのでなんとなく準備はできるのですが、1コマのインパクトが強すぎてわかってても怖かったです。
私個人がホラーが苦手というのもあると思いますが。
基本的にギャグ路線で明るいからなんとか楽しく読んでいますが。
そう考えるとギャグとホラーのバランスが個人的にはちょうどいいです。
悪霊の気配を感じる愛沢さん
そして今回、普通の幽霊もそうですが、愛沢さんにもホラー要素が出てきています。
1巻の時からものを動かせるようになったり、愛沢さんに取り憑かれたような描写もありましたが、少しずつ怖さが出てきました。
本人の行動はギャグ以外の何物でもないんですけどね…。
2巻になっても学校にいた描写がほとんどなかったのに、なんで学校の地縛霊になっているんでしょうね。
1巻から出てきている模様がなにかしらの鍵を握っていることは間違いないんでしょうけど、さっぱりわからないです。
さらに今巻では、1巻以上に愛沢さん本人の「力」も強くなっているような気がします。
1巻では髪留めを動かしたり、チョークを割ったりするぐらいでしたが、いつの間にかサッカーボールを動かしたり、人そのものに干渉したりできるようになっています。
このまま行ったら本当に悪霊化するような気がしなくもないのが怖いです。
力が強くなっているように感じるのも、なにか理由があったりするんでしょうかね。
見た限り、愛沢さんがなにかしたいと思ったことの力が強くなっているような気もします。
物理干渉できるほどの「思い」…未練が出てきているとかみちのためとかそんな感じでしょうかね。
ここまできて一言も話していないのも気になります。
話せない理由があったりするんでしょうかね…。
どんな答えが待っているのか、怖いですが楽しみです。
おわりに
ということで、「見えてますよ！愛沢さん」2巻の紹介・感想でした。
面白さあり、ホラーありでどんどんカオスになっていきますね。
ラストでさらに意味深な描写が出てきて、核心に迫ってきているようにも感じます。
そろそろ愛沢さんが幽霊になって学校にいる理由がわかるか…？
みちにもなにか秘密がありそうですし、先が気になりますね。
さらに広がっていくカオスを楽しんでいきたいです。
あとがき
今回のカバー下ですが、油断していつもの調子で見たので声がでました。
カバー下好きなのでよく見るのですが、これを見るとホラー作品だなって思いました。
この作品いたるところで心臓苛めに来る…。
さて、今回の印象的なイラストですが、7話の表紙イラストです。
フリフリの服を来たみち、かすみ、本田の3人（+愛沢さん）です。
もうこの3人でアイドルグループ作っていいいんじゃないかってくらい可愛かったです。
みちとか表情とも相まってなんだか人形みたいでした。
かすみも本田も顔がいいので可愛かったです。
そんな中元本職の愛沢さんがなぜそんなぐったりした表情でいるのか…。
これもなにかの伏線なんでしょうか…。
この作品色んなところに仕込みがるように思うので、なんだか気になります。
本編でもこんな服着てもらいたいですね。
みちはほぼ間違いなく断ると思いますけど…。
それではまた次の作品で。
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