はじめに
皆さんにとって「ひとめぼれするもの」ってどういうものなんでしょうか。
私は完全に本ですね。漫画、ライトノベルどちらも当てはまります。
漫画やライトノベルは特にイラストがあるのでそれで「これ面白そう」と思って買ってしまいます。
多分これは一生治らないんだろうなと思いつつ最近も本を買いました。早く読みたいです。
こんにちは、トビです。
今回紹介する作品は、竹嶋えく先生の「ささやくように恋を唄う」1巻です。略称は「ささこい」です。
アニメ化が決定している作品ですので知っている方もいるかも知れません。
もともと竹嶋えく先生の画が好きで読み始めた作品だったのですが、内容も面白くて続きもアニメも楽しみな作品です。
ちなみに竹嶋えく先生を知ったのは「わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)」です。ここでも小説1巻を紹介していますね。こっちもおすすめです。
おすすめポイント
- 絶妙な気持ちのすれ違い
- 依先輩がかっこよくてカワイイ
- 小動物系のひまりもカワイイ
作品名 | ささやくように恋を唄う |
作者 | 竹嶋えく |
発売日 | 2019年6月18日 |
定価 | 748円(税込) |
発行 | 株式会社一迅社(コミック百合姫) |
あらすじ
高校入学初日、新入生のひまりは新入生歓迎会で演奏したバンドのボーカル・依(より)に、
(引用元:一迅社WEB ささやくように恋を唄う 既読詳細より)
ひとめぼれという名の憧れを抱く。
校舎で出逢った依にそのことを伝えるひまりだったが、まっすぐに気持ちを伝える彼女に、
依はひとめぼれという名の恋心を抱いてしまい……
お互い好きだけど、どこか微妙にすれ違う、
ひとめぼれから始まる恋物語。
感想
すれ違う「ひとめぼれ」
あらすじにもあるように本作は2つの「ひとめぼれ」から始まります。
主人公の「木野ひまり」(ひまり)は新入生歓迎会で聴いた先輩であるもう一人の主人公「朝凪依」(依)にひとめぼれします。
このひとめぼれは依のファンになったという意味です。
一方、依も学校の屋上で再開したひまりにひとめぼれしたといいます。
このひとめぼれは「恋に落ちた」という意味です。この辺でなんとなく依がちょろく見えますね。
このすれ違いについては依が早々に気が付きます。ただ、ひまりのことを諦めきれない依はひまりに自分のことを同じ意味で「好き」になってもらおうとします。依先輩べた惚れですね。
このすれ違いで一番大きく差が出るのは「好き」の使い所です。
ひまりが使う好きは「like」の意味の好きです。そのため、依にも気軽に好きといいます。その度に依はダメージを負っていますが。
依が使う好きは「love」の意味です。そのため、ほとんど使うことがありません。(心のなかでは割と言っていますが)
そして使うときは心からの言葉として使っています。
こういったお互いの思いに差があるのをみるとじれったく感じますが面白いです。
表情豊かな依先輩
この作品の魅力はやはりキャラでしょう。私の推しは依です。
表紙などから感じる第一印象はクールなキャラかと思っていましたが、読んでいるとその印象は異なっていました。
ひまりと出会うまでは、恋や愛といったことは興味がなく、歌を歌うことだけが好きでした。
そのため、恋愛ソングを作ってと言われてもどう作ればいいかわかりませんでした。
しかし、ひまりにひとめぼれしたと告白されて、自分もひまりのことが好きになってから好きという気持ちがわかるようになっていきました。
顔を真赤にする依可愛すぎます。ひとめぼれした瞬間の依の顔がめっちゃ好きです。
その後LIMEで歓迎会を一緒に歌った「SSGIRLS」のメンバーを呼ぶ時に単語だけで言葉になってなかったので、気持ちが落ち着いていないのが面白かったです。
その後ひまりと毎日放課後に会うのですが、その時の依はひまりのことがどんどん好きなっていくのが目に見えて、わかってこっちもにやけてしまいます。
ひまりを意識しだしてからズブズブに好きになっていくのが面白いです。途中から可愛いを言い続けていますし(心の中でですが)
ひまりと出かける事になった時の依も面白いです。ひまりに『一緒に行きませんか?』と言われたときの思考停止しているのデートだってこと意識していますし、そのときはあまり表情を崩さずに話しているのに、家に帰った後顔真っ赤で目をグルグルさせているの可愛かったです。
あれ、可愛いしか言ってない気がします。ライブのところとかかっこいいところもたくさんあるのに。
これからも可愛いより先輩に注目していきたいです。
グイグイ来るひまり
依先輩もいいですがひまりも可愛いです。子犬みたいな可愛さがあります(たまに耳がついて見える)
ひまりの好きは「like」なので遠慮なしにガンガンきます。
依の歌を聞くために毎日会いに行くと言ったり、依の歌をベタ褒めしたり大好きといったりします。ガンガンいこうぜすぎる。依の心臓もたなくなりそう。
また、行動力もすごいです。依が放課後屋上にいる聞くとその日にいったり、雨の日にも会いたいと思い依の教室にいったり、依に対する行動がめっちゃアクティブです。判断が早い。
そしてトドメの上目遣い。完全に依を殺しに来てます。可愛いが罪深い。
ただ、まったく意識していないわけでもなく、依に頭をなでてもらったときは照れたり一緒にお出かけに誘うときは緊張していたりしていて、「like」以外の気持ちもあるんじゃないかと思いますね。
後このときは依にも大ダメージが食らっていますね。
このひまりの気持ちが依の気持ちを知ってどうなっていくのかがすごく楽しみになります。
終わりに
ということで「ささやくように恋を唄う」の紹介、感想でした。
結論2人とも可愛い‼これにつきます。可愛いは正義。
今回はこの2人を中心に今回は書きましたが、他のキャラも魅力的です。1巻の範囲ではあまりキャラも出ておらず、ほとんどが依とひまりでしたが、以降ではどんどん出てきます。「SSGIRLS」のメンバーもみんないいキャラしているので話していきたいです。
普通の恋愛漫画のような「王道ストーリー」となっていますので、特別百合好きという方でなくても楽しめる作品だと思います。
あと画力がめちゃめちゃいい。さすが竹嶋えく先生。表情が豊かでめっちゃ好きです。
ちびキャラのひまりが可愛い。
1巻についてはこれくらいで終わりたいと思います。
それではまた次の作品で。
あとがき
1話と2話の冒頭でカラーページはずるくないですかね。
それぞれひまり目線、依目線からの始まりということでカラーページ何でしょうけど一気に作品に引き込まれましたね。
イラストも描けて漫画も描ける先生すごすぎますよね。人生やり直しても出来る気がしない。本当に尊敬します。
後作品のあとがきも面白いです。制服について書いてありましたけど先生が自分で作ったキャラに自分でツッコミを入れていて面白かったです。
これも「キャラが勝手に動く」ということなんでしょうか。
今後アニメ化もあるため盛り上がっていくであろう本作も微力ながら応援していきたいと思います。
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