はじめに
こんにちは、トビです。
今回紹介する作品は、みかみてれん先生著、竹嶋えく先生画の「わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった⁉)」6巻です。
久しぶりの新刊です。
表紙のれな子のなんとも言えない表情。
これが主人公の顔か…?
そんな今回はれな子の妹、遥奈が不登校にになり、それを解決しようとする話です。
不登校って何が問題なのかで解決する方法が変わってきますよね…。
そんな妹のために頑張ろうとするれな子はお姉ちゃんしていたように思います。
そして個人的に、紗月さんの場面が多かったのが個人的に嬉しかったです。
遥奈編ではありますが、並行して紗月さん編も続いているような感じですしね。
前後編みたいな感じなので、次が解決編ですかね。
早く続きを読みたいです。
個人的オススメポイント
- しっかり者の妹、遥奈
- 嫉妬の定義
- 恋愛に興味を持ち出した紗月さん
作品名 | わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(ムリじゃなかった⁉) 6 |
作者 | みかみてれん |
イラスト | 竹嶋えく |
発売日 | 2023年11月24日 |
定価 | 792円 |
発行 | 株式会社集英社(ダッシュエックス文庫) |
あらすじ
色々あった球技大会も終わり、恋人と順調に学校生活を送っていたれな子。
そんなある日、妹の遥奈が「不登校になる」と言い出す。
同じような過去があることから、れな子はクインテットのみんなの力を借りて不登校をやめさせようとする。
しかし、遥奈の意思は固く、なかなかうまく行かない。
自分を助けてくれた遥奈を助けることができず、「お姉ちゃん」になれているか心配になるれな子。
妹の助けになるため、今一度「お姉ちゃん」として奮闘する。
ガールズラブコメ、第6巻。
感想
しっかり者の妹、遥奈
今までもちょくちょく出てきていたれな子の妹、遥奈。
れな子とはまるで真逆です。
陽キャ、運動部、しっかり者、成績よしエトセトラ…完璧超人過ぎないですかね。
いつものことながら、れな子の周りの女の子のレベル高すぎませんか…。
そんな子が急に不登校になったらそりゃ心配しますよね。
自分の姉のために色々教えたり、一緒に服を買いに行ったりって普通に仲のいい姉妹のように感じます。
れな子自身は全くそんなこと思っていないようですけどね…。
れな子目線だと、憎まれ口を言っているように見えますけど、そこには姉への好意みたいなものを感じます。
れな子も、なんだかんだ今の距離感が心地良いみたいに思っているように思います。
じゃなかったら、不登校になったことを心配なんてしないですしね。
2人の過去の話も、なんだかんだ仲がいいことが感じられてよかったです。
自身を持って「お姉ちゃん」を名のれるようにれな子には頑張って欲しいですね。
嫉妬の定義
妹の不登校がメインですが、れな子もれな子で自分の学校生活があります。
そのもっともが真唯、紫陽花さんの2人の恋人との関係です。
自分で書いてて2人の恋人ってなんだよって思います。
2023年のアニメはそれ以上のやべーのがありますけどね…。
なんだかんだれな子が地の文で言っていた『幸せも2倍、不安も2倍』って言葉重いなって思います。
2人とも幸せにしたいならその分頑張らないと行けないので、精神的負担大きいですよね。
そのあたり前巻でも話していましたけど、今巻改めて感じました。
まあ、真唯と紫陽花さんがれな子のこと嫌いになるの想像できないですけどね…ないよね?
どちらかというとれな子がフラフラしそうなんですよね…。
そして真唯の嫉妬の定義について、「程度の問題」というのはすごくすっと来ました。
まあ、好きな人が他の人と話していたら多かれ少なかれ嫉妬はするだろうなと思います。
それが大きくなりすぎたらメンヘラっぽくなりますし、小さすぎたら無関心っぽくなると思います。
でも香穂は妖精みたいな扱いになっているのは面白かったです。
まあ、ああいう元気っ子って恋愛対象に見られ辛いから…フォローになってないですね。
まあ、私としても多分香穂みたいな子は普通に友達としか思えないと思うので、嫉妬とかは特に出ないと思います。
男の私が言ってもなんの理由にもならないでしょうけど。
本筋とは少し離れる話でしたけど、個人的に印象に残った話でした。
恋愛に興味を持ち出した紗月さん
遥奈の話がメインですが、並行して行われている紗月さん。
いつの間にか恋愛ゲームにまで手を出していました。
なんか恋愛を理解するの方向性がズレてきているようにも感じるのは気の所為でしょうか…。
そういう変なところへの思い切りの良さは紗月さんっぽいですが。
そしてその主人公の名前を「甘織れな子」にして毎日報告してくる紗月さん、面白い女過ぎて笑いました。
そして個人的に外せない紗月さんのシーンは恋愛についてれな子と話している時です。
れな子が紗月さん相手にキスとか一緒にお風呂に入ったときにドキドキしていたという話しをしたとき、紗月さんが赤面します。
此処がイラストありで書かれていて文章の流れもイラストも最高でした。
私は紗月さん推しなのでこんな紗月さんを見ることができて幸せでしたね。
というか、この時点で紗月さん、れな子のことかなり意識しているなと思いました。
もう紗月さんのれな子に対する悪態がツンデレのようにしか感じなくなってきました。
早くここ2人くっつかないかな。そしたら上の理論では幸せ3倍では?
まあ、その場合不安も3倍になりますけどね…れな子が倒れそう。
この1シーンだけでも「わたなれ」を購入した価値があったと感じました。
まあ前編通して最高だったんですけどね。
というか、紗月さんが赤面しているときのれな子反応が2巻のキスのことを思い出していて、こういうところがれな子だなと思いました。
おわりに
ということで「わたなれ」6巻の感想でした。
妹という家族の問題だからか、それまでのわたなれより空気重ためのような感じがしました。
そんななかで色々と頑張っているれな子が面白かったです。
そしてすごく不穏な終わり方をしたラスト。
問題が色々と溜まっていますが、どんなふうに解決していくんでしょうかね。
新キャラも出てきてどんなふうになっていくのか読めません。
そして紗月さんとかの問題も解決に向かっていくんでしょうか。
いやもう頑張れれな子としか言いようが無いです。
ドキドキと楽しみを胸に次巻を待ちたいです。
あとがき
今回のイラストの最押しは「紗月さんの赤面」なのですが、また別のイラストの感想を。
今回紹介したいのは、れな子が遥奈に高校デビューのために手伝いをお願いする場面です。
なんだかんだぼんやりとしか描かれていなかったように感じるれな子の過去です。
確かに髪の毛ボサボサの感じは伝わってきますけど、すでにれな子美人では…。
なんか表紙とか諸々のイメージのせいで面白い人のイメージがついていたんですが、必死でお願いしている昔のれな子は個人的には普通に可愛く感じました。
私の好みの問題でしょうかね。
髪伸ばしているとおしとやかな感じがしてきます。
中身があれなので完全に気の所為ですけど。
ひきこもりなのにその時点から可愛いの素質があるの、やっぱりもとから良かったんだなーと思いました。
たまには髪伸ばしてもいいんじゃないかれな子。
本人はこのときのこと褒められても嫌なだけでしょうけどね。
いやホント黙っていればれな子美人だなと改めて感じました。(失礼)
次回もシリアスがつづきそうなので、美人なれな子が見れることを楽しみにしたいと思います。
…でるかなあ。
それではまた次の作品で。
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