はじめに
こんにちは、トビです。
今回紹介する作品はみかみてれん先生著、竹嶋えく先生画の『わたしが恋人になれるわけないじゃんムリムリ(※ムリじゃなかった⁉)』3巻です。
やってきました紫陽花さん回!表紙の時点で最高です。紫陽花の魅力が詰まっていて最高でしたね。
今まで聖人のような振る舞いが多かったですが、今回色んな表情を見せていてより魅力的なキャラになりました。
そしてれな子は紫陽花の家出についていったり、一緒に風呂に入ったり…紫陽花のこと好きすぎでは?もう責任を取るしかないような気がしますね。
ラストまで紫陽花の魅力が存分に発揮された今巻、ぜひ色んな人に見ていただきたいです。
作品名 | わたしが恋人になれるわけないじゃんムリムリ(※ムリじゃなかった⁉)3 |
作者 | みかみてれん |
イラスト | 竹嶋えく |
発売日 | 2021年4月23日 |
定価 | 759円(税込) |
発行 | 株式会社集英社(ダッシュエックス文庫) |
あらすじ
「私、家出することにしたんだっ」
すべてはその一言から始まった。
夏休み、家族と喧嘩してしまった紫陽花さんは、意地になって家出すると言い出した! 一人旅は危なすぎでしょと焦ったわたしは、勢いでその旅に同行することに。
わたしが天使を守るんだ!
海沿いの町に泊まって、卓球をしたり温泉入ったり、紫陽花さんが甘えん坊妹になっちゃったり!?
さらに真唯まで現れて、旅は一気に賑やかに。元気になった紫陽花さんも家族と和解して、一件落着。――のはずだったんだけど。
わたしはずっと気づかなかった。紫陽花さんがどんな想いでわたしと一緒にいてくれたのかを。
募った想いが咲き誇る青春ガールズラブコメ、急展開の第3弾!
(『わたしが恋人になれるわけないじゃんムリムリ(※ムリじゃなかった⁉)』3巻あらすじより引用)
感想
夏の2人の小旅行
今巻では紫陽花とれな子の家出がメインです。
きっかけは夏休み入ってすぐ、れな子が紫陽花の家に遊びにいったときです。
れな子とずっと遊びたいと思っており、それがついに叶いましたが、弟達が入ってきてれな子を独占しようとします。
それに対して紫陽花がついに怒ります。
この時の『もー‼』というセリフと挿絵が最高に可愛いです。怒り方も可愛いとか天使ですか?天使でしたね。(自己完結)60ページです。覚えていてください
ここまで、れな子に対して特別な感情を抱いていたような描写が多かったので、一緒に遊ぶことを本当に楽しみにしていたんだと思います。
念願かなってやっとというときにれな子を取られたという感じになってしまったので、今まで溜まっていたものがつい出てしまったという感じだと思いました。
このことがきっかけで紫陽花は家出をすることを決意します。
そのことを聞いていたれな子は一晩考えた末、紫陽花の家出に同行することを決意します。ここで最適解を出すれな子に尊敬の念をいだきます。
この辺の紫陽花の気持ちは今巻のラスト付近に書かれていますが、れな子に対する気持ちが書かれていて「もうこの2人で幸せになっていいんじゃない?」と思いました。
この家出旅行、ほぼノープランで決行しているのですが逆にそういうのが新鮮で色々楽しめそうでいいなと思いました。
電車に乗って、旅館に行って、温泉に入る。最高ですね。
社会人になってからコロナの関係もありましたが、あまり旅行に行けていいないので久しぶりに行きたいですね。一緒に行ってくれそうな友達はいないので一人旅になりますが。
旅行で印象に残っているのは温泉ですね。
れな子の思考が完全におっさんでしたし、理性が蒸発していて面白かったです。
というかいままで関わっている女ともだち全員と一緒に風呂に入っているれな子、ある意味尊敬します。
なんでそこで紗月と風呂に入ったこととか口走るかなれな子…。旅行前とか直前の卓球とかではあんなにかっこいい行動できていたのに…。
このときの紫陽花のれな子への距離の詰め方は、もう落としにかかってるようにしか見えませんでした。このあたりから嫉妬のような感情も見え隠れしていて可愛かったです。
サポーター紗月さん
今巻は紫陽花メインなのですが、私個人的に嬉しかったことは紗月さんの出番が多かったことです。(一部イマジナリー紗月がいますが)
れな子が一番最初に相談した相手が紗月だったということも良かったです。2巻でのことが繋がっていることを感じました。
真唯?れまフレだから相談しないのです。(あとその後色々やられるから)
れな子からの急な相談にもちゃんと答えてくれる紗月さん本当に良い人。さすが真唯の愚痴を一晩中聞いた人だ。格が違う。
れな子と紗月さんの関係性、近すぎず遠すぎずちょうどいい距離感の友達って感じがして好きですね。れな子はちょっと過剰に反応している節がありますが。
ちょいちょいこの旅行中にも紗月さんとの事を引き合いに出しているので、れな子だいぶ紗月さんのこと好きですね。さすが一緒に寝た仲(誤解を招く表現)
まあ、当の紗月さんからも心を読んだかのような行動が一部ありましたし。あっちもれな子の事よくわかっていると思います。さすが大親友。
なんだかんだ真唯よりも深い仲になっているような気がするのが面白いですね。このコンビはこのコンビでそのまま仲良くして行ってほしいです。
終わりに
ということで『わたなれ』3巻の感想でした。
紫陽花メインと言っていたはずなのに紗月さんに対する感想も多いぞ…実際は真唯のほうが活躍しているのに。
推しのことをたくさん書いてしまうのは仕方ないと思ってほしいです。
ただ、今回はメインの紫陽花が本当に魅力的なのでその魅力を体感してほしいですね。
ラストまで見逃し禁止です。
今回の個人的推しポイント
- 魅力あふれる紫陽花
- 紫陽花のために頑張るれな子
- なんだかんだ世話を焼いてくれる紗月さん
次の4巻はここまで積極的に絡んで来ていなかった。『小柳香穂』がメインとなる回です。
ここまでれな子との絡みが少なかった香穂がどのように関わっていくのか。すごく楽しみですね。
それではまた次の作品で。
あとがき
ここでは竹嶋えく先生のイラストに触れようかと思います。(いつも通り)
本文中にも書いた紫陽花さんの怒ったイラストも最高でしたが、やはり推しの紗月さんのイラストは外せない私です。
コスプレした紗月さん、美しすぎませんかね。カチューシャも合わせてメイド服のような衣装で最高です。
一緒に写っている香穂もリボンで髪を留めているところや背中のリボンで可愛さが引き立たされていいのですが、推しの贔屓目で見てしまいます。すまない。
あと良かったのはカラー口絵の3人の浴衣姿のですね。
紫陽花と真唯が綺麗なのは周知の事実として、こうしてみるとやっぱりれな子も美人なんですよね。言動とかのせいで忘れがちですが。
苦しいとかいいつつしっかりと着こなすれな子。さすがです。
竹嶋えく先生の作品については別記事にて『ささやくように恋を唄う』を書いています。(以前も書いてますが改めて)
こっちもおすすめですのでぜひ読んでみてください。
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