はじめに
こんにちは、トビです。
今回紹介する作品は、ろここ先生の「保健室はふたりきり」1巻です。4組の関係で綴られるオムニバス形式の物語です。
1冊で色々な関係性を見られるのはいいなと思いました。
私個人的な推しは『月宮みれい』と『朝比奈晶』の「不良×学級委員長」チームですね。王道ですがそれがいいです。
この2人以外の関係性もそれぞれの良さがあってどの話も好きでした。
2回目ぐらい読んでそこで同じ学校が舞台だとわかりました。(第7話でゆずが登場していましたので)
この学校、保健室の風紀乱れ過ぎじゃないですかね。全員先生の目を盗むのうますぎる。
保健室ってそんなしょっちゅう先生っていなくなるものでしたっけ。基本的に先生はいるイメージがありましたが。
そのあたりは漫画なので深く突っ込んでも意味ありませんが。
これで設定を読み間違えていたらすみません。
というか保健室の先生美人でしたね。顔面偏差値が高すぎる…。
色々な関係性の百合が好きで一冊で読みたいという方にはおすすめの一冊かなと思いました。
作品名 | 保健室はふたりきり(1) |
作者 | ろここ |
発売日 | 2023年5月23日 |
定価 | 748円(税込) |
発行 | 株式会社KADOKAWA(月刊コミックフラッパー) |
あらすじ
世話焼き学級委員長と、サボり魔の不良生徒。
『保健室はふたりきり (1)』STORYより引用
やさしい教育実習生と、一途な保健委員。
真面目な生徒会長と、小悪魔な副会長。
バスケ部のエースと、幼なじみのマネージャー。
とある女子高の保健室を舞台に、
全力で恋をする女の子たちを描いた、
新感覚青春ラブストーリー、開幕!
感想
月宮みれいと朝比奈晶
最初に取り上げるのは今作の私の最推しの組み合わせのみれいと晶です。
委員長ことみれいのキャラプロファイルで『晶のことを気にかけている』といった書き方をされていますが、ガッツリ好きでしたね。
晶もみれいのことが好きということは本編で伝わってきますが、みれいほどストレートには伝えていない感じでした。
晶はからかうような言い方をすることが多いですが、みれいはストレートに愛情をぶつけていました。みれいの攻撃力が高すぎる。(自分にもダメージ入っていますが)
最後に保健室の先生から晶のことを『彼女』と言われていましたので、もう付き合っている関係性だと思います。
というか保健室ってそう簡単にサボるために使わせてくれるものなのでしょうか。
晶、特に体が弱かったり、なにか問題があるようには見えませんでしたが。
そのあたりは今後深堀されていったりするのでしょうか。あんまり重たい理由ではないといいのですが。
この2人の出会いとか馴れ初めがどんな感じだったのかすごく気になったので、このあたりの話もしてほしいなと思いました。
野々宮ゆずと前園さくら
次のペアは保険委員長こと『野々宮ゆず』と教育実習生の『前園さくら』の従姉妹ペアです。
生徒と教育実習生という組み合わせはあまり聞かない関係でしたので新鮮でした。
ここに関して一番いえることは、ゆずのさくらに対する感情がめちゃくちゃ重たいことです。
初手で傷口を舐めるのは、いくら好きだからといっても久しぶりにする相手にやることではないと思うんですよね。
その後も壁ドンしたり、『一生一緒にいてくれる?』と聞きながら、急にキスをしたりと終始攻めの姿勢を感じました。
恥ずかしがる割に行動がかなり大胆でしたね。
さくらも褒めるのがすごく上手なんですよね。これは惚れても仕方ないかと思いました。
ただ、ゆずに言った何気ない一言が、斜め上の方向に捉えられて、自分が責められているような形になっていて面白かったです。
描き下ろしおまけでゆずが高校卒業後も話していたのでおそらくこのままゴールインするかなと思います。
さくらは流された結果、気がついたら結婚していたみたいな状態になっている可能性もありますが。
ゆずが高校卒業した後の雰囲気とかが好きだったのでそこの続きをもっとみたいなと思いました。
九条茜と美波ましろ
3つ目のペアは生徒会長の『九条茜』と副会長『美波ましろ』の生徒会長と副会長のペアです。こちらも割りと王道でしょうかね。
なんとなくですがお互いがお互いに依存しているような印象を受けました。気のせいでしょうか。ずっと生徒会で2人でいたと思われるので、その付き合いの長さ故かもしれません。
すでに付き合っているようにも見えますが、まだ付き合ってないと思いました。日本語難しい。
茜のように普段は雰囲気に流されるタイプの子が、相手を心配してかっこよく見える場面は個人的に好きなのでとても良かったです。
ましろの紹介で『小悪魔』とあって、茜をからかっているとありますがどちらかというと攻めているというか誘っているようにも見えます。
一緒のベッドに入って誘っているあたり、ましろのほうが依存度というか好きの重さは大きい気がしました。
この2人告白とかなしでなし崩し的にそのまま一緒にいそうな関係に感じました。完全にふうふのような距離感でしたね…。これが3年生の強み…。
水野さつきと岡本あみ
ラストのペアはバスケ部の期待のルーキー『水野さつき』とバスケ部マネージャー『岡本あみ』のバスケ部幼馴染ペアです。
こういう関係性って先輩とマネージャーとかが多い気がしていましたので、少し以外に感じました。というかキャラのプロファイルを見るまで先輩後輩と思っていました。
上3ペアがちょっと濃ゆい関係の百合だったのに対して、この2人は幼馴染かつ部活ということもあって王道で爽やかな感じの関係性のように感じました。
というかしっかりとした告白があったのこの2人だけでした。
ほかはもう付き合っているような感じだったり、告白飛び越えて一生一緒にいたいといったり、色々こえてもうふうふのような関係性でしたので爽やで良かったです。
告白までの流れで本が1冊出来そうなところを実質3話でしているのは幼馴染という関係性の強さかでしょうか…。
やっぱりお互いに好意を直球で伝えるのはいいですね。読んでてもスッキリしますし、応援したくなります。
さつきの憧れの詩織先輩も良い人で良かったです。詩織先輩のストーリーも今後見てみたいですね。
描き下ろし漫画の話になりますが、しっかりバスケ部公認カップルになっていましたね。もしくはさつきの王子様っぷりにそう見えているだけなのか。
女子校なのでそのあたり寛容なのかなと思いました。
こういう周りからも応援されるカップルはこっちも応援したくなります。
おわりに
ということで『保健室はふたりきり』1巻の紹介、感想でした。
1冊で色々な関係性が見られるのは自分の推しを見つけられるのでいいと思いました。
同じ学校が舞台なのでカップリングは固定しつつも、他のキャラとの関係性とかももっと深堀してみたいなと感じました。(今回はゆずのみの登場だったので)
もしくは先生の深堀を…まあ、先生はおそらく知ってて見ないふりをする良い人役でしょうね。
4つの物語からなる今作の個人的な推しポイントは
- 晶とみれいの秘密の関係(先生公式)
- 幼馴染バスケ部の王道ストーリー
ですね。他の2ペアも好きなんですけど、個人的にこの2組の絡みが特に好きでした。
もっと話しを広げられそうな可能性を感じるのでこれからも応援していきたいです。
それではまた次の作品で。
あとがき
今回の最推しイラストはやはり見開きカラーの晶とみれいのイラストですね。
お互い肩を寄せ合っているのは王道でもあり、最高です。
ちょっとだけみれいのほうが寄っているのは好きの強さを表しているようでいいですね。
単純に足を組んでいるのであまり出来なかっただけかもしれませんが。
本編を読むとどっちも大好きというのがわかってからのこのイラストなので、どっちもドキドキしているんだろうなともうと微笑ましいです。
キャラプロファイルでは逆に晶からみれいの肩を組んで自分に寄せているのを見るとより良さを感じました。
これからもっと深くなっていくであろうこの関係性を応援していきたいです。
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