はじめに
今期のアニメが一通り出ましたね。皆様が楽しみな作品は何でしょうか。
私は映画の先行上映をみた「推しの子」です。勢いで原作3巻セットを買いました。
原作も良かったのですが、アニメならではの表現があってとてもよかったです。百合じゃないんかいと怒らないでください。どっちも好きです。「私の百合はお仕事です」も面白いので楽しみですよ。
こんにちは、トビです。
今回の作品はヒジキ先生の「ケイヤクシマイ」2巻です。1巻の後すぐに読みました。
前回の記事はこちらを御覧ください。
1巻読んだらわかりますが、早藤さん表紙の表情絶対もたないでしょ。なかでは表情が変わりまくるので表紙と見開きを見た時「誰だこの美人」ってなります。
おすすめポイント
- 1巻よりもめぐる視点の話が多い
- 相変わらず幸せそうな早藤さん
- めぐるの学校編+新キャラ
作品名 | ケイヤクシマイ |
作者 | ヒジキ |
発行日 | 2023年3月27日 |
発刊元 | 月間コミックキューン |
定価 | 726円(税込) |
あらすじ
「いかないで…お姉ちゃん…」
OLとして働く早藤香沙音は、
女子高生の青山めぐるから姉妹契約を持ち掛けられ
偽りの姉妹として同居することに。
香沙音にとっては夢のような生活ではあったが
めぐるには血の繋がった「お姉ちゃん」がいるようで――。
(『ケイヤクシマイ』2巻 あらすじより引用)
感想
お姉ちゃん(早藤さん)との出会い
早藤は「アオヤマさん」だったときから、推しとしてアオヤマさんのいるファミレスに通っていました。そしてそれはアオヤマさんことめぐるも見ていたということが今回わかります。
お店からも「タコライスの人」で認知されているの面白い。さすがタコライスで通い続けている早藤さん。
姉妹契約をする前から早藤のこと気になっていた理由は、めぐる自身はお姉ちゃんに似ていたからと思っています。1巻の美明にも同じことを言っていましたね。ただ、めぐる自身も疑問形ということもあり本当にこれが理由とは言い切れないですね。
はじめて見た日から気になってたことや、ファミレスの店員が「俺のこと見てる気がする」といったときに心のなかで「は?」っていっていたことから、一目惚れしていたようにも感じました。
注文も自分から積極的にいったりとこのころから独占欲的なものが出てきてますね。そりゃ一緒にすみ始めたらぐいぐい行きますよね。
お互いがお互いにとっての「推し」だったのは面白いですね。これお互いが本心話したらめちゃくちゃ平和になる気がするんですが。そのあたりも含めてこの物語のストーリーなんだと思います。
この男子店員の反応も面白いです。でも百合の間に挟まらなかったのでセーフです。
場面変わってめぐるの夢の中。
夢の中でお姉ちゃんに会いますがお姉ちゃんは他の人(おそらく旦那?)と住むから一緒にいられないとめぐると離れます。
その夢から目が覚めるとその辛さから吐いてしまいます。
めぐるはお姉ちゃんのことがずっと好きなので離れたくなかったのがとても伝わります。この夢が美明に話したように純粋に姉が結婚していなくなったからなのか、他に理由があってのことなのかこの時点ではまだ判断し辛いですね。
お姉ちゃん離れできていないだけにしては執着が強すぎる気がしますし、姉妹契約まで考えることはないのかと思います。これからどうしてこうなったのかがわかるのが楽しみです。
ここで早藤がめぐるが起きて吐いたことに気づいて目を覚まします。反応が早すぎる。表紙と見開きの人と同じとは思えない。そしてまともに「めぐる」ともいえてない。
気が動転しているのもわかるけど少し落ち着け…
そのまま2人で同じ布団に入ります。「香沙音脳内抗争」の画が面白い。下心ありますって自白してましたけど煩悩出まくりじゃないですかね。自制心の強さは社会人の強さ故かなんなのか…。
ただ、めぐるを大事に思っていることは本心なので嫌がることはしないだろうという信頼も厚いですね。今回もそのまま一緒に寝てあげています。めぐるにとっては本当に安心できる相手なのかと感じます。
めぐると仲を深めあう
現状を美明に相談する早藤。起こりながらもちゃんと聞いてあげる美明さんまじで良い人。
そんな中、早藤の「相手をなんでも肯定する」ような態度から美明は早藤のことを「人たらし」といいます。なんでも好きって言ってあげて依存させて別れるときは一瞬ってそれ地味に怖くありませんかね。下手したら刺されそう…
これが今はプラスに働いているからいいものの悪い方向に流れるのでしょうか。現状(日数が短いからもありますが)喧嘩とかしていないですので、今後このあたりで喧嘩の原因になったりするかもしれませんね。あんまりギスギスするとしんどいので喧嘩はないほうがいいのですが。
そして今回はっきりと「元カノ」といった美明。過去にこの2人になにがあったのかすごく気になります。『元カノから苦言』のくだりのところは早藤が同じ轍を踏むことを示唆しているようにも感じました。
そんなことを言われながらも、あまり気にせず同じように接している早藤。そういうとこやぞ。
一緒に遊ぶためにゲームに誘います。ゲーム好きのくだりで色々あって下心がバレるは短絡的すぎなのではと思いました。(というかもうバレているような気もしますが…)
2人で対戦をしようとレースゲームを始めますが、めぐるが『勝ったらご褒美ちょうだい』(『ケイヤクシマイ』2巻より引用)といいます。特にそのご褒美について深く考えていなかったですが、めぐるがくっついてきたことにより集中できずにボロ負けをしてしまいます。
ご褒美のことを聞いて何してくれるのか聞かれたときに、最初に『全財産あげます』(『ケイヤクシマイ』2巻より引用)って心のなかで叫ぶのはやばくないすかね…。いくらその時の顔が可愛いからってスパチャか課金じゃないんすよ早藤さん…。
しかし、それと同じくらい強い要求をするのがめぐるです。ご褒美に求めたのはほっぺにチューでした。どこのビストロ〇〇ップでしょうか。今の高校生ってわかるんでしょうか?
本当にチューで間違いないか確認する早藤。めぐるの回答は『…わかるでしょ?』(『ケイヤクシマイ』2巻より引用)早藤が正解でした。しかも若干のテレ顔可愛い。
そんなこんなで日々を過ごしていましたが、早藤は気がついたら契約期間が残り23日であることに気づき、早く好感度をあげようと遊びに行くことを計画します。
わたしからするとこれ以上上がる好感度ありますか?って感じなのですが。もうカンスト近いでしょ。それとももっと上があるのでしょうか。百合初心者のわたしにはわからない…。
めぐるの意見を聞いてみると、早藤も行きたいと考えていた温泉に行きたいといいます。そこで見つけた温泉の予約を取ろうと考えますがその日は姉妹契約最後の週末。早藤は少し考えますがめぐるが予約を押します。このときのめぐるの誘っている顔も可愛いです。
しかし、そんなめぐるですが、一人になるとやはり本当のお姉ちゃんのことを考えています。まだ早藤を「お姉ちゃんの代わり」と見ているからなのでしょうか。正直早藤本人のことが好きなようにも見えますが現時点だと見えづらく感じます。
このあたりはっきり伝える事があるのか楽しみです。
学校の友達(?)はアイドル
場面変わって珍しくめぐるが学校に行っているときの話です。ちゃんと学校には行ってたんですね。不登校気味なのかと思っていましたすみません。
文化祭の準備で遅れることを早藤に伝えるめぐる。その隣には絡んでくるクラスメイトの渡辺十來がいました。早藤とのライン中に横から色々言われてイラッとしていました。珍しい表情ですね。
家に帰ると早藤を週末の文化祭に誘います。十來に文化祭に誘わないのかと言われたのが気にかかったのでしょうか。にしても文化祭に誘う時上目遣いで少し恥ずかしそうにしていました。可愛い。出し物はコスプレ喫茶です。よく漫画であるやつですね。
自分の担当の時間をつたえるめぐるですが、学校での十來の反応から会わせたくないと考えて時間ぴったりに来てほしいと伝えます。そんな中途半端な時間を伝えられた早藤は一瞬疑問に思いますが、特に何も考えず了解します。顔が何も考えてない。いやめぐるのコスプレ衣装のことを考えているだけですね。
文化祭当日、早藤は美明と一緒にめぐるの高校を訪れます。よく了解しましたね美明。やっぱり優しい。大人2人だと目立つと言っていますがあなた方もだいぶ目立ってますよ。
そして時間ぴったりにめぐるの教室に行く2人。そこは小悪魔喫茶の文字と小悪魔の格好をしためぐるがいました。いつものめぐるでは?
すると、そこに十來もやってきます。客引きのためいないはずの十來でしたが、お店が満席だったことからすぐに戻されてきました。
早藤は十來の顔をみて見覚えがあると感じます。なぜなら彼女は早藤が推していたアイドルグループのメンバーだったからです。親の顔もっと見て。
そして十來も早藤の顔を認知していました。推しに認知されていたらかなり嬉しいですね。早藤の反応は共感できます。
その時のめぐるの表情があまりにも見ない顔で面白いです。今回はこの感想しか出てこないですね。珍しくめぐるの表情がたくさん変わっていてその一つ一つの反応が面白いです。クールキャラどこに行った。
ここで早藤は自分がドルオタと思われたら姉妹契約解消の危機だと感じます。今のめぐるが姉妹契約解消するとは思えないのですが。自分がキモいよりのオタクだと自覚があるからでしょう。
めぐるに失望されないために、十來に相談して自分がドルオタだったことを隠してもらうように言います。その行動でもうバレますよね。十來はおそらく面白そうだからという理由でそのお願いに了承します。なんでこのとき目のハイライト消えてるんですかね。何考えているかわからなくて怖いです。
めぐるは十來と早藤の関係を問い詰めますが十來はのらりくらりとごまかします。逆にめぐるに『あたしもあんなお姉ちゃんほしいな』(『ケイヤクシマイ』2巻より引用)と煽るように言います。
お姉ちゃんが絡むとめぐるは感情を出しますね。それだけ「お姉ちゃん」に執着しているということなんでしょうが。それを見て面白いという十來はやっぱり少し怖いです。
十來はさらにめぐるを煽るためか早藤にクッキーを食べさせて連絡先を交換します。早藤はクッキーを口に入れられてからめぐるが怒りに来るまで表情が崩れまくっています。推しのファンサを受けて放心している感じなんでしょうかね。
文化祭が終わり、改めてめぐるから姉妹契約の第十条を言われます。(第十条については前回の記事を参考にしてください。)このときの早藤完全に浮気のバレた夫なみの反応なんですよね。特に悪いことしてない気がするのですが。
そこでめぐると十來の出会いについて話されます。要約すると「グループのメンバー全員と寝てクビになったから転校した」とのことです。
いややべえわ。ちなみに股かけではないとのこと。それで最低4人と寝たっていうのもやばいですが。
そんな経緯を知っていることから十來には近づかないようにいうめぐる。『私をいちばんに選んでくれる』(『ケイヤクシマイ』2巻より引用)という発言をだして釘を刺すあたり、めぐるの「お姉ちゃん」に対する依存度や固執する感じが見て取れます。本物のお姉ちゃんと何があったのか気になります。
早藤もそんなめぐるの態度を気にかけますが『そんなところもカワイイッ』(『ケイヤクシマイ』2巻より引用)と深く考えません。これは美明が言っていた全肯定女たらし。ギルティですね。
そんなところに十來から連絡が来ます。内容は以前送っていたファンレターについて。その名前は当然「早藤」。めぐるの名字と違うことを聞かれてしまい、あせる早藤。これからどうなるのでしょうか。
正直名字のごまかしぐらいならなんとかなりそうですけどね(結婚して名字が変わったとか)まあ早藤さんそこまで多分考えない(失礼)から美明さんとかに相談しそう。
これから十來も加わってこの関係を引っ掻き回していったら面白いと思います。逆に重くなりそうでも怖いですが。これからどうなるのか楽しみです。
おわりに
ということで「ケイヤクシマイ」2巻の感想でした。
キャラが増えてきて更に面白くなったと感じました。今回はめぐる視点が多かったので、次はまた早藤さん視点になるのか美明さんあたりの視点が多くなるのか、そのあたりも楽しみです。
次巻が今年の冬人のことですが待ちきれませんね。
それではまた次の作品で。
あとがき
文章に!まとまりが!ない!
途中に心の声が入ってくる事もあってさらに文章カオスになってませんかね。大丈夫でしょうか。
内容もまるですべての場面をひろってその全てに感想を言っているみたいになってませんかね。そんなこと全然ありませんが。
だからこそ読んでほしいと思います。文章だけじゃ伝わらない面白さを感じてほしいですね。
ぜひ皆さんヒジキ先生の「ケイヤクシマイ」をよろしくお願いします!!!(ダイマ)
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