はじめに
こんにちは、トビです。
今回紹介する作品は、とみさー先生の「おしえごと 同人教師と天才ギャル」1巻です。
Xでたまたま見かけて、絵柄にハマりました。
同人作家として活動している『黒川幸』(幸)が美術教師として赴任した学校で、自分の描いた絵が好きだという天才ギャルこと『美澄恋白』(恋白)と出会い、絵を教えることになるから始まります。
身バレからではなく、『サチ』と自分を偽って生徒の教えることになるというのは面白いなと思いました。
恋白の「天才ギャル」という呼称が学校に浸透しているのは、それだけすごいということなんでしょうけど少し面白かったです。
写実絵画を作中で表現しているというのもすごかったです。
好きなものを通して仲良くなっていく関係、とても好きです。
幸はサチとして変装しているというのもありますけど、いろんな姿が見れて可愛かったです。
他人を振りをすることに慣れていないところも可愛かったです。
2人とも顔面偏差値高すぎる…、美しい。
これからも楽しみになる1巻でした。
個人的好きなポイント
- 身バレしそうなところをごまかす幸
- 好きなものをバカにされて起こる恋白
- 好きなアニメの再アニメ化に喜ぶ幸
作品名 | おしえごと 同人教師と天才ギャル 1 |
作者 | とみさー |
発行 | 2023年10月16日 |
定価 | 693円(税込) |
発行 | 株式会社秋田書店(BONITA COMICS) |
あらすじ
隠れて同人活動をしている美術教師の黒川幸。
新しく赴任した学校で写実がうまい天才ギャルこと恋白と出会う。
恋白は幸が描いた同人誌のファンだった。
自分の書いた同人誌のファンがいて嬉しい反面、職場にバレたくなかった幸は、とっさに描いているのは姉のサチだと嘘をつく。
すると、恋白はサチに絵を教えてもらいたいという。
幸は恋白に自由に絵を書いてもらうために、その相談をうけることに…。
推し友から始まった2人が、絵を通して仲良くなっていく。
感想
身バレしそうなところをごまかす幸
学校の教師をしながら、同人活動をしている幸。
新しく赴任した学校で写実的な絵が上手い天才ギャルの恋白と出会います。
幸の授業中に恋白が好きといったものは、幸が描いていた同人誌でした。
自分の描いた同人誌の感想を目の前で話されて嬉しくなる幸。
その反応から、恋白に描いているのが自分とばれそうになります。
学校に同人活動をしていることを知られたくない幸は、とっさに描いているのは自分の姉と嘘をつきました。
自分の趣味とか大っぴらにいいづらいことを隠したくなる気持ちはすごくわかります。
私自身、アニメやゲームが好きなことは話していますが、ジャンルについては人に話していないです。
百合漫画が好きとか、世間的にはあまり知られていないアニメとか、人に話しても困惑されますし、それを否定されたりしたら自分が嫌な気持ちになるからというのも大きいです。
幸も作中でそこまで新しくないアニメについて描いていますし、内容がBLということもあり、人に知られたくないという気持ちが大きいのかなと思います。
特に高校生とかだとそれを変にネタとかにしそうとかそういうのもあるかもしれないです。
恋白はそういうことしないと思いますけど、最初なのでそういうことわからないでしょうし。
それでもやはり自分の描いたものを『好き』と言ってもらえたのはすごく嬉しかったんだろうなと思います。
その後『姉』といったことが自分の首を締めることになってしまうのですけどね…。
そんな爪の甘いところも好きです。
好きなものをバカにされて起こる恋白
『サチ』として恋白に絵を書くことを教えることになった幸。
カラオケで楽しく描いていたところ、途中で乱入者が現れます。
そこで、馬鹿にしたようなことを言われます。
それに対して、恋白が正面から言い返して、幸と一緒にカラオケ店の外に出ます。
人の好きなものにケチすけんな
『おしえごと 同人教師と天才ギャル』1巻より引用
このセリフは私自身にも刺さりましたし、幸と同じようにスッキリしました。
やっぱり、自分の好きなものを馬鹿にされるのはイヤですし、言い返したくもなります。
ただ私も幸と同じように最初は反論できないだろうなとも思います。
「世間的の目」がどうしても気になるので、アニメとか漫画は「これが好き」ということがはっきりと言い辛いです。
特にマイナージャンルだと更に大きくなります。
それが前述の人に話さないことにも繋がっています。
恋白の言葉は、高校生だから言えたとも言えるし、「大人だから」「子供だから」と分けなくていいというようにも捉えることができるなと思いました。
これからも多分、自分の好きなことについて周りに詳しく話すことは無いんだろうなと思います。
それでも「自分はこれが好き」ということには正直に生きていたいと改めて思いました。
好きなアニメの再アニメ化に喜ぶ幸
内容はタイトルの通りです(雑な紹介)。
上2つはいいなと共感したところですが、最後は完全にオタクとして私が好きな場面です。
このときの『どうしよう』とか焦っている気持ちとか、心のなかでどんちゃん騒ぎになっているところとか、完全にオタクとして共感できるところばかりでした。
内容としては再アニメ化ですけど、原作から好きな作品がアニメ化するなどでも同じような反応になると思います。
驚きで一瞬吹いてしまうところも含めて共感していました。
私の場合はニヤケ顔になってしまうことが多いんですけどね…。
『おちついていられるかー』→『落ち着いて』の流れが完全に私の職場での心の中でした。
これも作品の中の話ですけど、こうやって素直に盛り上がれるものがあるっていいなと思います。
こういうのの積み重ねが明日を生きる糧になりますし、今日の仕事をする活力になると思っています。
私も「もうすぐあれが発売する」「あれが完結するまで死ねない」みたいな感じで今日を生きています。
個人的には自分が『好きだ』と言えるものをもって素直に喜ぶことができるものがあるって、大事なことですし、これからも持っていきたいと思います。
まあ、毎日毎日こんなテンションだったら逆に寿命が縮みそうですけどね。
おわりに
ということで「おしえごと」の紹介・感想でした。
自分が共感できることが多く、心に残るセリフも多くてとても楽しい作品でした。
私自身、参考にしていきたいなと思うこともたくさんありました。
次巻は、『サチ』の正体がバレるかもしれないというドキドキがありそうですね。
もうすでに感づいていると思いますし、どうあっても恋白からの好感度下がることは無いでしょうけど、幸的にどうなるかが気になりますね…。
次巻も楽しみです。
あとがき
実家に帰ると何もしたくなくなります。
普段、掃除とかの家事とか頑張っているのに、実家に帰った瞬間何もしたくなくなります。
そうしてだらだら時間だけが過ぎていく…とても良くない。
もっと有意義な時間の使い方をしていきたいものです。
さて、今回のイラストですが、第5話のイラストです。
恋白と幸が2ショットの自撮りをとっているイラストです。
ポーズ集を幸が持っていることから素材集めのための撮影ですね。
ちなみに本編ではサチと写真を取ることにかなり緊張している恋白が可愛かったです。
サチと写真を取ることにはかなり緊張しているのに、幸と取るときはそこまで緊張しないのとても良くわかります。
でもこれ本編でもしていたら最終的に待ち受けとかにしそうですね。
というか幸のサチバレのとき思い出して慌てそうな感じがする。イヤ、して欲しい(願望)
幸の恥ずかしそうな、でもまんざらでもないような表情もとても良かったです。
ポーズ集を参考にもっといろんな写真を取っていて欲しいですね。
それではまた次の作品で。
コメントを残す