はじめに
こんにちは、トビです。
今回紹介する作品は、ヒジキ先生の「夢でフラれてはじまる百合 2巻」です。
陽花への恋心を自覚した月詩が、どう告白をするか頑張る巻です。
そして今巻は、陽花の月詩に対する心情もたくさん出てきました。
「クール系とは?」と思うくらい表情がコロコロ変わっていて面白かったです。
両片想いなのに微妙にベクトルがずれてるのが、じれったく先が気になります。
紗羅と結も、今回いいアシストを出していて光っていました。
少しづつ、でも確実に進んでいることを感じた巻でした。
作品名 | 夢でフラれてはじまる百合 |
作者 | ヒジキ |
発行 | 2023年9月14日 |
定価 | 803円(税込) |
発行 | 株式会社竹書房(バンブーコミックス) |
あらすじ
「鈍感系陽キャ」月詩は、幼馴染で親友の陽花に夢でフラれたことをきっかけに意識し始め、ついに恋心を自覚した。
陽花に告白しようと考える月詩だが、なぜかフラれる前提で考えていて…。
一方、月詩が自覚する前から彼女のことが好きだった陽花は、月詩の言葉にさらに恋心を燃え上がらせる。
それまで以上に積極的にアタックする陽花に押されながらも、紗羅と結の手助けもあり、海誘うことに成功する月詩。
紆余曲折ありながらも、確実に告白の日が近づいていく…
陽キャ少女×クール系乙女の夢からはじまる夢現ラブコメ、第2巻‼
感想
積極的になる陽花
今巻のはじめは、陽花目線から話が始まります。
こっちもこっちで月詩が見たような内容と同じ夢を見ていました。
予想通り、月詩のことを前々から好きでしたね。
どっちの夢でも告白は月詩からになっています。
このあたり、陽花の願望も入っているように感じました。
それが1巻冒頭の月詩からの言葉によって、ちゃんと恋を始めようと決心します。
その結果が1巻の写真やもろもろの行動に繋がっていました。
さらに今巻ではそれまで以上に積極的に行動しています。
恋人つなぎをしたり、一緒に水着を買いに行ったり…
もうこれ誘っている行動でしょ。
逆にこれで好意がなかったら怖いレベルですよ。
そして月詩といる時大体ニコニコしています。
月詩のこと好きすぎる…
なんで月詩気づかないんや。鈍感にも程がある。
夢のせいにしてもちょっと考えればわかりそうなものですけどね…もうそういうトラウマがあるレベルのようにも感じます。
ある意味夢がトラウマか。
と恋愛経験の無い私でもそういう行動を取っていますが、「自分から告白しない」という意思を強く持っています。
陽花は自分から告白しないだろうなとは思っていましたが、その理由が『告白されたいから』。
完全恋する乙女思考ですね。可愛すぎか。
その思いは陽花に通じるのか…先が楽しみです。
告白したい月詩
1巻を経て、陽花への恋心を自覚した月詩。
自分から陽花に告白しようと考えます。
しかし、なぜか「フラれる前提」若干当たって砕けろ精神になっています。
今すぐ告白したら一発OKになるにも関わらず、自分が陽花に好かれている自覚が無いです。
おそらく夢でのインパクトを引っ張っていることと、自信のなさからきていると思います。
ちょっと恋愛に対してマイナス思考過ぎない…?
そんな月詩が告白する場所に選んだ場所が海でした。
そこで告白したら成功するかも(間違いなく成功する)と思いつつ、フラれる前提で考えた結果、クラスメイトの紗羅と結にも来てもらうことに。
そんなふうにヘタレな思考をしていますが、誘うときはしっかり誘ったり、水着を買いに行ったときも陽花を気を使ったり、決めるときは決めます。
そのギャップに惹かれたのかなと思いました。
こんな調子で本当に告白できるのか…。
その結果まで見届けたいです。
おわりに
ということで「夢でフラれてはじまる百合2巻」の紹介・感想でした。
今巻で紗羅と結の話も出ましたが、3巻ぐらいかけるような内容が数ページで終えていて笑いました。
紗羅ぐらいの積極性があればこの話一瞬で終わるんだろうなと思いました。
そういう対比の意味もあるのかもしれませんね。
個人的好きなポイント
- 紗羅と結の出会い(第20話)
- 好きが溢れそうになる陽花(第25話)
- 告白に日和る月詩(第26話)
1番目は月詩たちのクラスメイトで友達の紗羅と結の出会いです。
紗羅の好みに結がどストレートだったことから出会った2人。
この2人が主人公だったら漫画が秒で終わる勢いでした。
2人とも強キャラすぎる。
月詩と陽花の対ということを表しているのかとも思いますが、流石に強キャラ過ぎて笑いました。
まさか始まる前に終わっているとは…。
この辺の2人の反応がずっと好きでした。
2番目は月詩に思わず心のなかで『好き』と言っている場面です。
月詩が見せる優しさにときめいていますね。
この顔のどこがクールなんでしょうかね。
しかし、どんなに好きと思っていても絶対に自分からは口に出さない陽花。
考えが乙女で可愛いです。
最後は告白することを考えたら自信がなくなってきた月詩です。
顔が百面相のようにコロコロ変わって面白かったです。
本人的には全く面白くないでしょうが。
最後はまるでFXでお金を溶かしたかのよう。
『無理かも』と諦めようとしたところに紗羅と結のコンビから電話がかかってきて釘をさされます。
トドメの結からの『日和ったら負け』、完全に逃げ場を封鎖されていました。
このときの追い詰められていく月詩が面白かったです。
さてついに次回海に行くことになった4人。
月詩は本当に告白できるのか。
陽花は告白されるまで我慢できるのか。
紗羅と結はイチャイチャするのか。
色々と楽しみです。
それではまた次の作品で。
あとがき
最近アニメの『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』を見ました。
もとからバンドリをやっていて気になっていましたが、ようやく見ました。
アニメを良かったですし、曲も心に響く楽曲が多くて一気に好きなりました。
『影色舞』『無路矢』の2曲が今ところ特に私に刺さっています。
ライブ行きたい…
さて、今回もイラストは特に無いのでカバー裏のおまけ漫画の感想を。
今巻もカバー裏では紗羅のお説教コーナーをしていますが、陽花が今回呼ばれています。
内容は割愛しますが、なんだかんだ無罪放免になります。
これもしかして月詩だけ怒られるやつか…。
まあ、紗羅は行動力の化身なので説教したくなる気持ちはなんとなくわかります。
次回も恋愛マスターとして説教してほしいですね。
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