はじめに
こんにちは、トビです。
今回紹介する作品は、柊ゆたか先生の「新米姉妹のふたりごはん」2巻です。
1巻からだいぶ間が空いてしまいましたね。
今回も仲良いあやりとサチを見ることができてよかったです。
というか、サチの周りの皆さんサチのことが好きすぎる。
まあ、サチの一挙手一投足が可愛いから仕方ないかもしれませんが(過激派)
特にあやりはサチのことほぼ全肯定しているようにも感じます。
実際はそんなこと無いんでしょうけど。
そしてたまに重い感情をみせてくる絵梨も良かったです。
今巻は1巻以上にかわいいあやりを見ることもできて楽しかったです。
個人的オススメポイント
- 一人で料理を作れるように努力するサチ
- サチの誕生日を祝いたいあやり
- サチの弁当を作りたいあやり
- サチのためにミートボールを1個多くつくる絵梨
作品名 | 新米姉妹のふたりごはん 2 |
作者 | 柊ゆたか |
発売日 | 2016年7月27日 |
定価 | 627円(税込) |
発行 | 株式会社KADOKAWA(電撃コミックスNEXT) |
あらすじ
親の再婚により、終いとなったサチとあやり。
料理を通して少しづつ仲良くなっていた。
そんな中、料理の実習の授業が行われることになった。
料理が苦手なサチは料理実習に向けてプリンを作る練習をする。
それをみたあやりはサチに料理を教えることになり…。
他にも、ローストビーフやたこ焼きなども作ります!
新米姉妹のクッキングストーリー、第2巻。
感想
一人で料理を作れるように努力するサチ
学校の調理実習でプリンを作ることになったサチ。
料理ができないサチは食べ専になろうとしますが、絵梨に注意されます。
家に帰って目玉焼きを作ろうとしますが敢え無く失敗。
サチは自分が料理できないことを承知の上で、あやりにプリンの作り方を教えてもらいます。
目玉焼きは私も多分きれいに作れません。
あれってなんだかんだ慣れてないと難易度が高い気がします。
私の気の所為でしょうか。
なんだかんだ素直にあやりに素直に頼ることができるようになったというのは、距離が縮まってきた証拠なのかなと思いました。
とはいえ、妹に頼るというのは姉の威厳としてどうか…もとから威厳があったかはなんともいいづらいですが。
でも、一人でプリンを作ることができたときのサチの笑顔が良かったです。
今までできなかったことができるようになるのは、料理であれ何であれ嬉しいものです。
個人的にお菓子作りは、手順と分量をしっかり守っていれば基本的にはできるので私も好きです。
こうしてみるとプリン自分で作ってみたいなと思いました。
まあ、私の場合はまず蒸し器がないんですけどね…。
サチの誕生日を祝いたいあやり
8品目にてサチの誕生日を知ったあやり。
当日まで知らされていなかったあやりは、翌日お祝いをすると宣言します。
そういうとこやぞサチさんって思いますね。
ときどき、自分よりもあやりのこと優先しているように感じます。
サチ自身、父親が家を不在にしがちでプレゼントは貰っていてもちゃんとした形で祝ってもらっていなかったことから、「自分が祝われていいのか」と思っていました。
それもあって、自分の誕生日に希薄だったのかもしれません。
当然、絵梨からは毎年祝ってもらっていたんでしょうけど、家族から祝われるのとはやっぱり別かなと思います。
誕生日のことを知ったあやりの焦り具合は、サチに「怒らせた」かと思われるくらいの勢いでした。
聞いていなかったこととか、祝えなかったこととか色々と混ざっていたんだろうなと思います。
サチのお祝いの料理を作っているときに、お互いがお互いから『もらっている』と思っているのが、心が通じ合ってきたかのようでとても良かったです。
このとき作った料理はローストビーフでした。
お店とかだと基本薄切りで出てきますが、家で作ったことから、ステーキのような分厚さに切っていました。
分厚いローストビーフを食べるのはすごく憧れます。
サチの弁当を作りたいあやり
弁当を作る日があることから、弁当箱を準備していたあやり。
そこに顔を出したサチから、自分はいつもコンビニや購買でお昼を買っていると聞きます。
そこであやりはサチの弁当を作りたいと自分から願い出ます。
サチは最初お弁当の大変さから断ろうとするも、あやりの強い気持ちを聞き、弁当をお願いします。
まあ、あやりならこういう事言うよなと思います。
10品目まで来て、お互いのことまだまだ知っていないんだなと改めて感じました。
2巻冒頭でようやくご飯のこと以外聞けたということをサチが言っていたので、あんまり話していないんだろうなと思います。
別に、お互いのこと聞きづらいということでは無いんでしょうけどね…サチがご飯のことにしか興味ないのかと疑ってしまいます。
この辺は置いといて、あやりは初めてサチの弁当を作るということでかなり気合が入っていました。
人のために弁当を作るということもあまりなかったと思うので、そういうことも含めて気持ちが入っているんじゃないかと思います。
卵焼きを斜めに切って、ハート型作るのはおしゃれだなと思いました。
私はそこまでできる人間じゃないので、こうした工夫した弁当を作れるのはいいなと思います。
サチも自分のためにあやりが作ってくれたということで、いつも異常に美味しく感じたと思います。
個人的に、ラストのサチからお礼を言われて、サチが部屋から出たあとに顔が赤くなるあやりが最高でした。
ペタンと座り込む流も含めてめっちゃ可愛かったです。
サチのためにミートボールを1個多く弁当に入れる絵梨
前述のサチの弁当回の裏側の、絵梨が自分の弁当を作っているところも好きです。
自分の弁当用に作ったミートボールをサチが欲しがるかと思って1個多く弁当に入れているのは、サチのこと好きすぎでしょと思いました。
しばらくあやりのことばかり話していてちょっと可愛そうと思いましたが、最後にミートボールをあげる場面の顔が本当に嬉しそうで良かったです。
サチさんちょっと罪な女過ぎませんかね…。
あやりは妹だし、絵梨が報われてもいいと思うんですけどなんとかなりませんかね。
3人で楽しく過ごして欲しいです。
おわりに
ということで、「新米姉妹のふたりごはん」2巻の紹介・感想でした。
今回も美味しそうな料理とみんなの幸せそうな顔が見れてよかったです。
私自身、弁当を作っているのですが、今巻のようなきれいな弁当は作れていないなと改めて感じました。
自分で作って食べる分なので、そこまでこらなくていいのですが、偶には今作のように気分が上がる見た目にしてみてもいいかもしれません。
これからも、どんな料理が出てくるのか、どんな物語が展開されていくのか、楽しみです。
あとがき
どうして人が食べているものって、普通に見る以上に美味しそうに感じるんでしょうね。
特にサチが幸せそうに食べているところを見ると、自分も食べてみたいと思います。
こういうことを感じているから、絵梨はサチに食べさせているのかなと思いますね。
さて、今回の個人的に印象的なイラストは、第10話のイラストです。
料理中のあやりとそれを見ているサチです。
内容とは深くリンクしている場面ではないですが、これが、この2人の日常の風景なのかなと思います。
サチに見られて、まんざらでもないような表情のあやりが可愛いです。
個人的にはサチがここまで静かに見ているかなとは思いますけど、まあ、まだレタスの下処理段階だからかなと勝手に納得してます。
いつものことながら、あやりの料理中のポニーテールもいいなと感じます。(好きあらば癖語)
こんな「当たり前の風景」が一番なんだろうなとしみじみ感じます。
これからもこれくらいの空気感で進んでほしいです。
それではまた次の作品で。
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