
はじめに
こんにちは、トビです。
今回紹介する作品は、相崎うたう先生の「瑠東さんには敵いません!」2巻です。
1巻がないということについては突っ込まないでください。
優等生の『瑠東かなめ』(瑠東さん)とオタク女子の『和村千紘』(和村)の秘密の友人関係から始まった4コマガールズコメディです。
面白いことは元々知っていましたが、2巻を通して勢いが全く衰えないくらい面白かったです。
メインの2人以外もキャラも個性があっておもしろかったです。
個人的には生徒会の『高永瀬良』が一気に好きになりました。
和村との相性抜群で面白かったです。
4コマなので読みやすく、楽しめる作品でした。
作品名 | 瑠東さんには敵いません! 2 |
作者 | 相崎うたう |
発売日 | 2022年9月22日 |
定価 | 968円(税込) |
発行 | 株式会社芳文社(まんがタイムきららMAX) |
あらすじ
クラスで席が前後の優等生『瑠東かなめ』とオタク女子『和村千紘』。
瑠東さんのイタズラをきっかけに瑠東さんの本性を知った和村は、秘密の友人関係となる。
瑠東さんに振り回されながらも、この関係を楽しんでいる和村。
そんな和村に新しい人間関係ができていく。
瑠東さんの信者であるクラスメイト『子守文美』。
瑠東さんとおなじ生徒会の先輩『高永瀬良』。
新しい関係性ができつつも、2人は秘密の日常を楽しんでいく。
2人の少女が周りに秘密で遊びに興じる4コマガールズコメディ。
感想
和村大好き瑠東さん
基本的に瑠東さんと和村が色々遊んだりするのがこの作品ですが、距離感やツッコミが面白いのでついつい読み進みたくなります。
それとあわせて、個人的に好きなのは瑠東さんの和村に対する好感度の高さです。
「和村のこと全肯定してるんじゃないか」ってくらい好きなことが伝わってきます。
一回『犬』って和村に言われてましたけどそのとおりだなと感じました。
第13話の瑠東さんの誕生日ので和村が『プレゼントは私』をやったとき、ほぼノータイムで抱きついてきたことからも、好き具合がわかります。
また、高永先輩が和村の頭を撫でたときなどの反応から独占欲も強いなと感じました。
あれ以降高永先輩への態度が若干悪くなったような…。
そんなところも面白くて可愛かったです。
和村の瑠東さんに対する気持ち
そんな瑠東さんの寵愛をうけている和村。
本人も自覚しているところはありますが、和村自身、瑠東さんに対する気持ちが普通の友達より大きいように感じます。
文美やオタク友達など親しい友だちはいますが、瑠東さんと絡んでいるときは普通の友達以上の感情を持っているように感じます。
瑠東さんに振り回されているとも言えますが。
全く鈍感ではないけど、自信が持てないからちょっと引いているというような感じですね。
この距離感は個人的に尊く感じて好きですね。
自分でも誕生日に飴を渡したときを想像して「喜びそう」と思っているので、自分が好かれているという自覚はあります。
それでも、おそらくその数倍は好かれていると思いますが。
途中、瑠東さんが好きなものがわからないと考え込む場面があります。
その時『私がジャマでわからん』と言っています。
もうそれが答えでは?と思うのは自信のなさからでしょうか。
今巻の交流を通して、さらに距離感が近くなって、和村も瑠東さんの友達として自信が持てたんじゃないかと思います。
次巻以降ももっとイチャイチャしていてほしいですね。
2人を取り囲むキャラたち
メイン2人の関係性も好きですが、ほかのキャラも個性的で好きです。
瑠東さんの信者こと文美(と他数名)の瑠東さん誕生日の祝い方が独特すぎて面白かったです。
なんで机において拍手してるんですかね。
なんか祀っているんですか。瑠東さんか。
挙句の果てには瑠東さんのマネをして瑠東さんに近づこうとしています。
なんか方向性が間違っているような気がしなくもないですが…。
というか、何回見ても文美が和村のグループにいるのか不思議ですね。
瑠東さん繋がりで仲良くなっているとは思いますが、一緒に昼ごはんを食べるまで仲良くなっているのすごいですね。
ちょくちょく出る文美の共感性の高さ故かなと思います。
和村と瑠東さんの関係が文美にバレたときの反応がどうなるのか少し楽しみです。
そして、今巻から登場した基本無表情な生徒会の高永先輩。
こっちもキャラがかなり強くて好きです。
ダウナー系に感じるのに声かけるために、ずっとついてくるって地味にアグレッシブでは無いでしょうか。
というかあの存在感で近くに来るまで気づかないって、どんだけステルス性能高いんですか。
表情が動かないだけで色々面白い行動を取る先輩が一気に好きになりました。
そしてこの先輩、和村のファンを自称しています。(この時点で面白い)
瑠東さんつながりで知り合った2人ですが、和村が瑠東さんを笑顔にしていること、自分の表情の変化に気づいたことで興味を持ちます。
そこまでは普通の知り合いぐらいになるかと思ったら、その後色々あったところに和村が心配したことで『理解者』として一気になつきます。
なつくって言い方あれですけど、和村に対する方向性が瑠東さんと同じに感じるんですよね…
瑠東さんもそれまで「ちょっと変な先輩」ぐらいの考えだったのが和村に関わり始めてからその距離感を見て敵視しているように感じます。
この2人の和村の取り合いも若干見てみたいです。
というか気がついたら和村と連絡先交換していましたが、いつの間にしたんでしょうか…。
そんな暇なかったはずでは…
おわりに
ということで「瑠東さんには敵いません!」2巻の感想でした。
ギャグ中心のゆるい話もいいなと感じた話でした。
個人的に好きなポイントは
- 「プレゼントは私」を実践する和村(第13話)
- 高永先輩の表情を当てる和村(第17話)
- みんなでガチャを回す(第19話)
です。和村の割合が高すぎる。
1番目は瑠東さんの誕生日プレゼントの回です。
誕生日のときに瑠東さんに気づかなかったお詫びに和村が言ったことですが、普通のプレゼントより瑠東さんは喜んでいました。
まあ、普段から和村大好きな瑠東さんにそんなこと言ったらテンション上がりまくるでしょ。
時と場所によってはそのまま押し倒される勢いですよ。
これが百合姫だったら大変な事になってた…きららで良かった。
2番めは高永先輩初登場のときです。
というか和村なんで先輩の表情全部わかるんですかね…。
ゲームかなんかでそういうのって鍛えられるんですかね。
そういう細かいことに気づくことで周りに好かれているということでしょうかね。
ちなみに、この時の「うれしい」と言っているときの高永先輩の目がすごく綺麗で好きです。
高永先輩の目がきれいなときはなんとなく気持ちがわかります。
それを引き出す和村。それはファンにもなりますわ。
というかホントに家族はわかってあげようよ…。
3番目は「アイめて」ガチャを和村とその仲間が100連引くところです。
私もスマホゲームするのでこのへんのガチャに対する考えにすごく共感してしまいました。
ガチャの神って本当にいそうですよね…。
物欲センサーや1日のラッキーの許容量とか共感できることが多かったので、なんだかすごくわかるって気持ちで読んでいました。
このときの、和村につられて泣く文美も好きです。
ずっと買うか悩んでいた作品だったので買うことができてよかったです。
早く1巻と最新刊が出たら早く買いたいですね。
あとがき
こういう「クラスのアイドル」的な話はラノベでも漫画でも結構見るような気がします。
キャラが動かしやすいとかってあるんでしょうか。
個人的にこういう系はハズレがないイメージなので、ついつい読み進みたくなります。
さて、今巻の推しイラストですが、番外編『放課後スイートクレープ』の1ページ目です。
クレープとその中にいる和村と瑠東さんです。
このミニキャラの2人がめっちゃかわいいです。
寝ているような瑠東さんも目がキラキラしている和村も良くて、周りの華やかさも相まって明るくて好きでした。
内容も2人のイチャイチャで和村のツッコミがいつも通り切れていてよかったです。
こうしたちびキャラは可愛く書かれていることが多いので個人的には好きです。
特にギャグ系の作品だと相性もよくていいですね。
このあたりももっと注目したいと思います。
それではまた次の作品で。
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