転生王女と天才令嬢の魔法革命　1巻感想

Contents

はじめに
あらすじ
感想
おわりに
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はじめに

暖かくなってきましたね。桜の花を見るのは癒やされるので好きです。

実家は長崎県の佐々町というのですが、そこにある千本公園という場所の桜を見るのが毎年の恒例となっています。今年もきれいに咲いていました。

今年はもうすぐ終わりになると思いますが、よろしければ見にいってみてください。興味を持った方がいましたら写真を出したいと思います。

こんにちは、トビです。

今回紹介するのはライトノベルです。鴉ピエロ先生著、イラストはきさらぎゆり先生の「転生王女と天才令嬢の魔法革命」1巻です。愛称は転天です。

アニメが公開されたので知っている方もいると思います。全6巻発刊されていますが、こちらも1巻から紹介していきたいと思います。

作品名	転生王女と天才令嬢の魔法革命
作者	鴉ぴえろ
いらすと	きさらぎゆり
発行日	2020年1月18日
定価	715円（税込）
発行	株式会社KADOKAWA（ファンタジア文庫）

あらすじ

幼いときに前世の記憶を取り戻したパレッティア王国第一王女「アニスフィア・ウィン・パレッティア」（アニス）。王族でありながら魔法が使えないことから貴族より疎まれてきたが、誰よりも魔法を愛し、魔法で空を飛ぶことを夢見て魔法科学（魔学）の研究を重ねていた。

　魔学で空を飛ぶ実験を行っていたある日、あやまって学院のパーティの会場に突撃してしまう。そこで目の当たりにしたのは、次期王妃として育てられてきた公爵令嬢「ユフィリア・マゼンタ」（ユフィ）がアニスの弟「アルガルド・ボナ・パレッティア」から婚約破棄を宣言されていた場面だった。

　婚約破棄により傷ついた名誉を回復するため、アニスはユフィを助手にして魔学の研究の成果を出すことを考える。はじめは戸惑っていたユフィも離宮で暮らすうちに少しずつアニスに心をひらくようになっていく。

　キテレツ王女とクールな天才令嬢が国を変えていく王宮百合ファンタジーが開幕する。

感想

前世の記憶を持ち、魔法に憧れる王女

この作品もアニスが前世の記憶があることからカテゴリー的には「異世界転生もの」になります。でも、それはあくまでも要素の一つででそれを強調するような作品ではないです

「こんな道具があったらいい」「多くの人の役に立つ」それを前世の知識から作っているだけでおそらくその知識がなくても、アニスだったら似たようなものを作ってたんじゃないかと思います。

アニスは魔法に愛されず、それでも魔法を愛していることから、「魔法が使えない自分がどうすれば魔法使いになれるのか」と考えた結果、前世の知識や記憶と現世の技術（魔石など）を用いた魔学を研究しています。

アニスにとっての魔学とは、魔法使いになりたいと思う願いが込められているものだと感じました。

誰かの笑顔のために魔学の研究をするアニスの思いを明確に表現されているので、彼女を応援したくなります。

それにしても魔薬（魔石を砕いて作ったものですが字面だけでもやばいですね）を作ったり魔物の群れに突撃したりちょっとアグレッシブ過ぎると思いますが…

だから狩猟の略奪姫（マローダー・プリンセス）と呼ばれるんですよ。

自分の心がわからなかった天才令嬢

一方のユフィはこれまで次期王妃として育てられてきたことから自分の意志というものを強く持っていませんでした。

その中で、強く「自分」を持っていたアニスに引かれていくと言うのは自然なことなのかと感じました。

今まで出会ったことのないタイプの人であるアニスにこれまでの価値観が変えられたり、振り回されながらも自分のしたいこと、やりたいことを口に出し、行動していく様になっていきます。

その原動力は「アニスの横に立つため」という思いを感じられてとても良かったです。

物語の終盤、魔物が大量にあふれる「スタンピード」が発生し、ドラゴンと戦うことになったアニスに対する「一人で行かないで」は短い間ながらもアニスのことが大事だと思ったが故に自然とでた言葉なんでしょう。

事件後、最後のユフィの笑顔がアニスと出会ったこと、そばにいられることがどれだけ彼女にとって素晴らしいことかを象徴しているように感じました

アニスとユフィのこれからと婚約破棄騒動の行方

さて、1巻ではアニスとユフィの出会いから交流や事件を通して絆を深めていくというストーリーになっていました。

今回のドラゴンの事件により、ユフィリアの名誉は回復しましたが、その原因となった婚約破棄騒動については何も解決していません。

そのあたりのことは今後書かれることになります。

なぜアルガルドは婚約破棄を宣言したのか、シアン男爵令嬢とは何者なのか、そのあたりは次の話になります。

様々な思惑が重なる中、今後二人の関係がどうなっていくか楽しみです。

おわりに

というわけで「転生王女と天才令嬢の魔法革命」の紹介でした。

魔学の説明など解説の描写も多いですが、アニスが明るくギャグも多いので面白いです。

剣と魔法のファンタジーが好きな人
百合作品が好きな人

という人にはぜひ楽しんでいただけると思います。

気になった方はぜひ読んでみてください。

それではまた次の作品で。

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あとがき

アニメ見ました。アニメならでは迫力のある魔法や動きがあって小説、マンガとは別の角度の面白さがあっておもしろかったです。

CMで王宮百合ファンタジーって宣伝があったときは面白かったです。自分で書いてて思いましたがパワーワード過ぎますね。ほんとその通りなので何も言えませんが。

主人公2人について書いていましたがイリアさんも好きです。

アニスに対して毒舌を吐くことが多いですがほんとに慕っていることがところどころ感じられて2人の関係性が見てて気持ちいいです。

あとツッコミがいい。アニスの不敬だとワンセットで面白いです。

コミックスも勢いがあっておもしろいです。表情がいいです。こっちも紹介していきたいですね。

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ライトノベル感想転天

「転生王女と天才令嬢の魔法革命」1巻感想～キテレツ王女と完璧令嬢の王宮百合ファンタジー～

はじめに

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